心の中、翼ひろげて 公演情報 夏色プリズム「心の中、翼ひろげて」の観てきた!クチコミとコメント

  • 無題1016(14-055)
    19:30の回(雨)。18:45受付(整理券あり)、19:00開場。舞台前(&全)面に白い布があり様子がわかりませんが、最前列と舞台との間が狭く、隣りともちょっと窮屈、満席の様子。19:28前説(95分)、19:33開演~21:12終演。

    異色の作品で、どう感じたらよいのか...拒絶する部分と普通に観劇している部分とが分離したまま終了。前の方のコメントにあるように「普通」の部分はラブストーリーですが、「そうでない部分」はどうでしょうね。そもそもこういった「設定」は架空の物語の中とはいえありえるのでしょうか…ありとして、さてどうみたらよいのやら。

    ネタバレBOX

    ウィキペディアで「セックスボランティア」という項目をみると、河合香織著「セックスボランティア」、大森みゆき著「私は障害者向けのデリヘル嬢」の2冊が紹介されています。私はどちらも読んでいるのですが(随分前のことで詳細は忘れました)、お芝居を観ながらかなり違和感を感じるのでした。「性産業」の存在を否定するとかではなく、本公演への組み込み方(意図)がよくわかりませんでした。

    この施設は「公認(あるいは暗黙)」の性介助施設でもあり、介助行為というのは、両者の合意があれば「何をしてもよい」という設定になっています。この設定を受け入れるかどうか。場所を選ばず...だから盗撮までされる施設…かかってくる無言電話…運営している夫婦はただの善人なのか...

    私にはよくわかりませんでした…ボランティアで、結婚後も(夫の了解があれば)この「仕事」を続けることができるし、誰の子かわからずとも産むという意思…

    妹がそのために妊娠し激怒したはずの兄も最後は受け入れてしまう。

    この枠組みを入れることによって何が見えてくるのでしょう。

    「生」と「性」の2本の糸の織り方が違うような気がしてなりませんでしたが、そんなことは承知のうえのことでしょうし、どういう意図で「性介助」というものを採りあげたのか...そこを知りたいと思いました。

    子供を産むことができないから…だけでは…このことをもっと深く掘り下げることだってできただろうに。

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    2014/02/28 00:30

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