満足度★★★★
心地よい緊張感
昨年末に『狼たちの午睡』(前日譚)を観て、今回の『眠る羊』だったのですが、見応えのある作品だったととても思います。
当日パンフレットには「国防部会」だの「防衛省」だのなんだか難しい漢字ばかりで、正直なところちゃんと理解できるか不安だったのですが、そこはいらぬ心配でした。
椅子や机などの最低限の小道具で、照明や音響には頼れない場所だからこそ、台詞一つ一つがしっかりと練られていたのではないでしょうか。ほんの少しですが笑える部分も散りばめられていたため、そこまで重くなりすぎずに観ることが出来ました。しかい、観終わった後にはいろいろ考えさせられる。
80分間が本当にあっという間でした。