ダークナイトライジング 公演情報 カプセル兵団「ダークナイトライジング」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    隊長
    黒づくめの男ばかりでくり広げるマジで可笑しな会話劇第二弾。
    第一弾はヒーローたちによる悲哀に満ちた日常だったそうだが
    今度は怪人たち、つまり悪役の悪役による悪役のための“歴史と論理と愚痴”大会。
    “世界の警察”アメリカを揶揄しながら特撮ものの歴史を紐解く辺り
    吉久氏の脚本はさすがのうんちく。
    途中日替わりゲストが出て来てからは、怒涛のユルイ展開に笑ってしまった。

    ネタバレBOX

    あるバーに呼び寄せられるように集まった4人の怪人たち+ひとりのさすらう怪人。
    彼らは皆、かつては世界征服・地球侵略を企てる組織で暗躍してきたが
    今は崇拝する指導者もなく行きなずんでいる、いわゆる“時代遅れ”の怪人。
    そこに登場する大首領(?)に、一同悪の組織再結成に参加することを誓う。
    しかし実はメンバーの中に…。

    当日パンフにあるように“もし怪人がサラリーマンだったら”みたいな会話。
    悪役も苦労する組織編成や変遷が語られ、その分析がなかなか面白かった。
    本日のゲスト稲田徹さん、ひとまわり膨らんだ藤岡弘ぶりが楽しく
    また声がこの役にはもったいないほど、いや相応しく、素晴らしい。
    かつて犯罪組織に所属、今は地球に隠れ住んでいるマスター役の谷口洋行さん、
    その陰影あるたたずまいが“何かありそう”感満載で秀逸。
    案の定“つづく…”を思わせるマジな終わり方は特撮ものに相応しく次回が楽しみになる。

    特撮ものに詳しくない私も、サラリーマンみたいな怪人の会話に笑ってしまった。
    みんな強い指導者を求めているんだね。
    でもそういう時が危ないのだよ、フォッフォッフォッ…って声が
    聞こえたような聞こえないような(笑)

    0

    2014/02/15 22:19

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大