満足度★★★★
悪魔はいずこに。
どの登場人物に焦点を当てても面白くなりそうだったんですが
深く掘り下げられることもなくテンポよく進んでしまい残念でした。
テレビシリーズの総集編を見てる感じといいますか。
ボクシングのシーンは、皆さん付け焼刃でなくちゃんとされてたんですが、
殺陣のように当てないわけにもいかない、
かと言ってダメージが残るようなパンチを当てるわけにもいかない、
となると互いに加減したパンチの応酬になってしまうことになり。
ボクシングの試合を観たことがある人には物足りなく感じられてしまったかも。
予想以上にちゃんとボクシングされてただけにもったいないああもったいない。
ラウンドガールネタは笑えたところも多かったんですが、
フルコーラスで歌われてしまうと試合の真剣味を削いでしまうというか、
曲が終わるのを待ってる2人が気の毒に思えたというか。
それよりはこの試合の先に2人が何を得て何を失うのか、
ボクシングという悪魔に取り憑かれた人たちの姿を見たかったです。