天召し~テンメシ~ 公演情報 ラビット番長「天召し~テンメシ~」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    波瀾万丈、悲喜こもごも
    スピード感があって面白く、それでいて常に死を意識する緊張感溢れる素晴らしい作品でした。

    ネタバレBOX

    難病と闘う少年が義父となった真剣師から将棋の面白さを教え込まれたものの、真剣師は生来の女と金に弱いいい加減な性格が原因で出奔、母も男を追い掛けたまま行方知らずとなり、棋士である義理の伯父さん夫婦に育てられます。その後めきめきと実力を付け棋士になり、最後は念願叶い真剣師と勝負して勝利を得るというのがメインストーリー。そこに真剣師の賭け勝負の実態や背後にいるタニマチ、棋士や棋士の卵、それに関わる人たちの話を織り込んだ話。

    舞台の奥にお葬式の祭壇がしつらえてあって、常に死を意識せざるを得なく、緊張を強いられました。開場した時から、一人の将棋指しが正座して盤上を見つめ続けていたのも凄いことでした。

    真剣師との勝負で、真剣師の後を継いで勝負を続けた伯父さんが逆転してしまったのには驚きましたが、羽生さんのアドバイスだったとは恐れ入りました。羽生さんが最初に登場した瞬間、寝ぐせで一発で羽生さんと分からせる演出もさすがでした。

    命を賭けた勝負に負けた真剣師の葬式、ただし、真剣師としての命ですが、また、元々羽生さんと相性が良く、タイトル戦を挑めるまでになった青年棋士が難病が元で癌が再発するなど、常に死が迫っていて緊張感が途切れることはありませんでした。

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    2014/02/11 12:16

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  • 雨模様様 ご来場誠にありがとうございました!
    「常に死を意識した緊張感」は我々も目指していたことなので、
    それがお客様に伝わったのなら
    やって良かったと心底励みになりました。
    貴重なご意見ありがとうございます。
    今後ともラビット番長をよろしくお願い申し上げます。

    2014/02/14 07:39

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