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  • 近くの友より遠くの親戚?



    観劇後、街のケーキ屋さんに行く日が増えそうな舞台である。(女性なら特に)


    なぜか、店のドアを開けた客に一般人がおらず、「関係図」が唐突に成り立ってゆく展開は違和感を抱かせるが、よく出来たハッピーヒューマンドラマだ。

    ネタバレBOX


    主人公・南方優一郎(大野ユウジ)には500万円の借金が あった。その重荷を背負いきれず、実家のケーキ屋へ逃げ込む。

    通常なら、「借金取り」と「借り手」の関係性からいえば、店内の空気が凍りついてしまうようなスリリングな演技が要求されるはずである。
    仮に その他の客、店員に「誤魔化す仕草」がコメディだとしても、二人きりになれば そうした空気だろう。

    ところが、彼らはハッピーヒューマンドラマどおり、「微妙な友情関係」を、付箋として置いのだ。


    その試みが、後に、「借金取り」が娘(離婚してから10年以上会っていない)に面会するシーンへ関与している。男を「弁護士」に演出する茶番劇であった。男はメールか、電話で、「弁護士やってるよ」という誤った事実を娘へ伝えており、街のケーキ屋が「協力」した結果だ。


    観客が よく把握しなければならない演技は、ケーキ屋店員にして優一郎の姉・秋津楓(中村貴子)だろう。彼女は積極的に前へ動き、多くの台詞を話す役割を担っていない。

    それどころか、“「借金問題」を知らない第三者だ”という指摘も可能だろう。


    だが、注意深く彼女の眼差しを観察してほしい。


    彼女は、「借金取り」である男の正体を悟り、それを どこか見守っている顔を出す。会計のシーンである。


    設定自体、概して保守的だった。
    「受験より家族」「仕事と結婚相手」を悩む姿は、まるで田舎の茶屋で起こったストーリーのようである。


    常識的に捉えれば「受験」だろうし、都会女性なら、「駆け落ち」のプランを提示してもよいはず。


    街のケーキ屋という設定ながら、なぜ田舎よりも伝統主義なのか、私は疑問である。

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    2014/02/06 00:16

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