考えさせられる
受付で、「ほこりが立つので」とマスクを渡される。
その気遣いは嬉しい。が、冒頭スモーク焚き過ぎですから!
現代、現在の状況と否が応でも重ねて見てしまう。
盲信は怖い。考えることの放棄。それが招く社会の歪み。
集団的自衛権とか、秘密保護法案とか、隣国との関係とか、今の、そして今後の日本が、隣国が、砂の国のようにならないことを祈る。
手袋と靴カバーを使った、砂男支持派・反対派・どちらにも属さない者の表現が、視覚的にも分かり易い。
役者がフードを被っていない→その場にいる
フードを被る→その場にはいない
というのも分かり易い。これで役者が常に袖に下がらず且つ黒子の役割も同時に果たしている。
考えさせられる脚本の中に、所々笑いも入っている。
火星に生物がいる確率の話は興味深い。
役者は好演。
それぞれが、きちんと役の役割を演じた印象。
だから誰が一番良かったとか、あまりない。(誉め言葉です)