その夏、13月 公演情報 チェリーブロッサムハイスクール「その夏、13月」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    傑作
    はじまりは、それほど期待を感じなかったのですが、すぐに引き込まれる内容でした。いい本だし、演出もいい。
    なにより、役者の演技が気に入りました。
    表情もいいし、緊張感もビシバシ伝わってきました。
    かなり気に入り、帰りにはこれまでの公演が気になりDVDを購入しました。

    ネタバレBOX

    役所が選んだ芸術で成功を目指す若者たち13人が集められる。
    ここにはルールがあり、毎月プレゼンをして、作品の発表が出来なければ、毎月一人を落選(追放)させる。
    仲間同士で生き残るためにはめたりするドロドロした世界もあるが、人間味のある心ももちろんある。それだけに葛藤もある。
    感情や憎悪のぶつかり合うシーンはなかなかの迫力でした。
    一番の凄いところは、ラストシーンから始まり、ストーリーを遡っていくところです。
    仲間の一人が自殺し、葬式を密葬にするところを映像作品にするしないで揉めているところから始まる。
    そのあとには、首吊り自殺している女性がユラユラと揺れるシーンが登場する。なんの事か分からず混乱する。
    そして、そうなった経緯を2,3ヶ月単位で遡っていく。
    言いたいことが言いあえる関係から、初対面で緊張しているシーンに遡る難しい演技を新鮮に感じ楽しめました。

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    2008/06/29 22:21

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