満足度★★★★
関西弁ならでは
5年ぶりの公演なんですか!私は恥ずかしながら初見で、ふとしたことから観ようと思ったので、なんだか縁を感じます。ですから今までのジュークスペースさんは知りませんので、自信を持って、ああ~面白かった!と言えます。「けんかとにおい」というタイトルは見終わると、よけいすてきなタイトルに思えます。家族がみなホンネでどつきあうか、どつき合えるかといえばそうではなく、激しくぶつかり合いながらもにらみ合いながらも添うてきた夫婦、親子、友人。
これ、大阪のいいとこをまんまドラマにしたんじゃないかって、イナカモンの私は考えます。私はテレビや小説での大阪しかしりません。でも私が憧れている大阪そのものの舞台でした。
お互いぶつかりあったあとで、相手じゃなく自分に向かってこぶし固めて「このアホ!」それを繰り返してるその時々の顔に、しんみりしました。
けんかはねえ、相手も痛いけど、言葉のこぶし突き上げた自分はもっと痛い。
でも、そんなけんか、私はなかなかできないなあ。しんみりしながら羨ましくなりました。