燕のいる駅 公演情報 Theatre Polyphonic「 燕のいる駅」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    【A CAST】観劇
    土田さんの1997年初演版を観ることができました。

    ネタバレBOX

    環境汚染が進み、外国人排斥政策が施行されている日本人社会の世界を、断片的な情報から推測してみる話。

    日本村4番から外には出られない。線路沿いに歩けば出られるのかもしれない。パンダ型の雲が大きくなると人間は生きていられないらしい。居住が許された外国人にはバッジ装着が強制されていて、赤色の方が緑色より序列が上。

    日本人社会ですが、そもそも日本列島にあるのかさえ確証が持てません。原発事故による空気汚染を防ぐために、日本村ごとに透明のドームで覆われているように想像していましたが、病気の進行が早いので、村ごとに壁で仕切られているような気がしました。

    でも、そんなに急にみんな耳が聞こえなくなってしまったっけ。そんなに死が迫っていたっけ。もっと漠然としていなかったっけ。駅員のようにもっとのんびりと不安や滅亡が進行するんじゃなかったっけ。そもそも、漫才師なんていたっけ、巨大なミミズはいなかったっけ、と思っていましたが、今回のが1997年初演版ということで、観ることができて感激です。

    ところで、発表会的要素が強いので仕方ないのかもしれませんが、15分のアフターアクトの『侵入者』(脚本:宇野イサム)も含めて全体に一生懸命感が出過ぎていたように感じられました。小栗剛さんが出演されていたのは驚きでした。当日パンフレットで知りました。

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    2014/01/18 10:09

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  • 石丸様、お教えくださいましてありがとうございました。

    これが初演だったのですね。大変失礼いたしました。
    私が観たのは、2007年3月にラゾーナ川崎プラザソルででした。

    本当にありがとうございました。

    2014/01/18 12:34

    ご観劇、ありがとうございました。
    演出の石丸です。

    今回の「燕のいる駅」は、1997年に初演された、最初のバージョンです。
    その後、何度かの改稿が行われており、特に、震災後に書き直されたものは、登場人物も違う、かなり内容の違うものになっています。
    雨模様さんがご覧になられたのは、そちらのバージョンだと思われます。

    わたしたちは、あえて初演の戯曲を選んで、台本は、一字一句変えずに上演しています。

    そのことをお伝えしたく、コメントさせて頂きました。

    これからもどうぞよろしくお願いいたします。

    石丸さち子

    2014/01/18 11:38

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