満足度★★★
楽しい!
「私立ルドビコ女学院」内での学園物語。出だしは、女性アイドルグループのライブパフォーマンス…という感じ。本格的な演劇論を言う人にはちょっと…。しかし、脚本・構成ともできた芝居である。ネタばれになるので詳しくは書けないが、人生に“If”や、あの時ああしていればの「…たら」「…れば」が出来たら‥と何度思ったことか。芝居はそれをあっさりやる。劇は、一部、二部の構成にしている。その間を「特別ホ-ムル-ム」とし、芝居とは離れる。まぁ、劇中の話転換のためと考えれば無理はないかも。
少し気になるとすれば、演出だ。ストーリーの鍵となる“謎”を第二部から登場する女学生が何故知っていたのだろう?など…いくつか丁寧な説明場面があるといいかな。
演技は、テンポよく、若いパワーが炸裂。ただし、演技力に差があるため、観せる⇨魅せるには、バランスを欠いているかも。逆に言えば伸びしろがあるといえる。
公演全体は、明るく元気で楽しめる。
今回はプレ公演で、本公演は4月に新宿で行うらしい。更に素晴らしい公演になることを期待したい。