輪舞 ラ・ロンド 公演情報 シアターオルト Theatre Ort「輪舞 ラ・ロンド」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    女優力
    清水寺もびっくり、そういうことで「輪」でしたか。

    ネタバレBOX

    娼婦と兵士、兵士とメイド、メイドと坊っちゃん、…、女優と伯爵、伯爵と娼婦というように、5人の男と5人の女が正に2013年を象徴する漢字「輪」のようになって繋がることから輪舞と名付けられたのでした。納得です。

    男も女も登場人物に年齢幅があるので、二人芝居としては役者の力量が問われる面白いお芝居だと思います。平佐喜子さんは、メイドさんや話し言葉にチョーの付く10代から人妻や大物女優まで、その都度雰囲気が変わり素敵でした。そして最後、後ろ姿ではありましたが、体を張って頑張っておられました。

    ところで、古いヨーロッパのお芝居であることを強調するためなのか、人間社会の滑稽さを表現するためなのか、二人の役者にクラウンの赤い鼻を付けさせる演出がなされていました。

    赤い鼻が付いていると、これからお見せするのはどうせ三文芝居ですよ、三文役者にも及ばない私たち道化師が演じてしんぜましょうと言っているようで、お芝居全体がちゃちっぽく思えてしまいます。赤い鼻は必要ないと思いました。

    最近、よく客いじられに遭遇するのですが、楽しかったです。

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    2013/12/28 01:07

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