ヨミのうさぎと猫王子 公演情報 夜光堂「ヨミのうさぎと猫王子」の観てきた!クチコミとコメント

  • カワイイ•アラフォー
    2008年流行語大賞に選ばれたのは、「アラフォー」だった。「アラフォー」とは、「アラウンド•フォーティー」の略で、天海祐希さん主演の民放ドラマが広めた新語だ。40代を迎えた女性を指す。本舞台には、一人だけ男性が出演していたが、後は客演を含め全員アラフォー世代であった。


    特殊能力を持ったウサギ•ヨミ(七海 明美)と ある日出逢った猫王子(吉田 美千子)が、『思念』に取り憑かれた人物の自宅を訪れ、対決。当人は ぐっすり睡眠中だから、 闘う相手は『思念』そのものだ。制するとラムネ菓子ほどの小さな玉となり、カプセルの中へ封じ込めらる…。彼らは、こうした作業を、何度も何度も繰り返す公務員らしい。


    今、担当大臣さえ設けられるほど過熱中なのがクール•ジャパンである。海外で日本のアニメ•漫画フェスティバルを開催すれば、多くの若い世代が集結する。2013年7月4日〜7月7日にかけフランス•パリ市で開催された【第14回Japan Expo】は、何と23万人が来場したという。入場料は一日最大17ユーロだった。
    外国人の女性がセーラームーンのミニスカート制服を身につけ路上を歩く姿を目撃された方もいらっしゃるのではないか。今作は、アニメーション的ストーリー展開であり、「クール•ジャパン」というコンセプトから捉えることも可能だ。



    ※バレてないネタバレへ

    ネタバレBOX

    対決を、いわばコーナ化し、「なぞなぞ」や「ダンス」等を披露する演出は評価したい。そして、長期の観点からいえば、「ウサギー子猫」の友情を コーナー化に見出す演出も そうだろう。(時間の経過として)ただ、対決を一回、二回、三回と繰り広げること自体、「マンネリ」であるのは間違いない。舞台は、30分アニメーションではなく、劇場版だ。この配慮が決定的に欠けていた。むしろ、本作は短編オムニバス形式こそ適当であり、「ほんわか」とした同好会的価値観を観客へ訴えかける唯一の方法だったはず。

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    2013/12/14 23:08

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