満足度★★★★
突劇金魚『夜に埋める』
今回もキレの良い演出とグイグイ迫ってくる役者達に翻弄された感じ。役者・音響・照明、すべてが刺激的で、訳が分からない内に引き込まれていた。中身が濃くてあまり消化できていないが、自分の中には17年前に亡くなった父親に対するモヤモヤしたものが有るらしいことが分かった。この芝居は時間が経つほどに効いてくるようで、アトリエS-paceを出たとたん浮遊感を感じ、新大阪で新幹線に乗り換えたころから『アレは何だったんだろう?』と思い始め、愛知県に帰りついた今、自分に投影して見られるようになって、またドキドキしてきた。
この芝居を創る過程は、色々な発見があったりして、きっと楽しかったんだろうなあ。今、自分達が作っている芝居も、これくらい深く追い込んでいきたい。