満足度★★★★★
深化する悲喜劇。キャラクタが相変わらず秀逸とか、アンチ成長物語でどこにも行かないとか、悪人は誰一人いなかったとか、痴呆老婆のアサッテぶりが素敵とか。いやはや、私演劇といって片付けてしまってよいものなのだろうか。悲喜劇的状況は深みを増し、ポジもネガも同じ状況下でじゃぶじゃぶしている。そのじゃぶじゃぶの状況に、泣くのは何か善人ぶってる気がするし、笑うと何か性格悪い奴みたいに感じちゃうし、妙な雰囲気ではあった。こんな爆弾を放っておいて次作はどうするの、岩井さん。と、余計な心配。
ネタバレBOX
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2008/06/19 01:24
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