まるでデジャヴな眠り姫 公演情報 BASEプロデュース「まるでデジャヴな眠り姫」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    Bar公演
     Barでの公演ということもあり、軽めの色モノというチョイスで対応している。序盤、従業員のイシザカが、アーティストという言葉やアーティストを標榜する人々に難癖をつけるシーンがあるが、それは彼のコンプレックスの為せるワザとみて良かろう。閑話休題。

    ネタバレBOX

     生涯の伴侶が欲しい、女刑事、トドロキは、かつて感じの良い上司に良く連れて来て貰ったこのバーで、是非生涯の伴侶を決めたいと考えて店に顔を出しているのだが、連れて来る客悉くの見合いに失敗。着信拒否までされる有り様。業を煮やしたイシザカが、サジェスチョンをした。バツ一の店長も上手に彼女をフォローする。イシザカは、男をおだてる五カ条として“さしすせそ”を教え特訓する。さは、流石、しは、知らなかった、すは、凄い、せは、先輩だから、そは、そうなんだ。トドロキはイシザカを師と仰ぎ、特訓を重ねて刑事らしさを隠すこと、女らしさを演ずることに格段の進歩を示した。
     腕を挙上げた彼女は、彼女に合いそうな見合い相手を探して紹介してくれる仲介者を立て、いつものバーに来ていたが、仕事疲れから寝てしまう。その間に、仲介者からの電話が彼女の携帯に入った。だが、起きない彼女の代わりに電話に出たのは、イシザカだった。仲介人の舌足らずな表現にむかっ腹を立てたイシズカは、相手を怒らせてしまい、2度と、お見合い相手の紹介はしないと言われてしまった。
     イシズカが、こんなにトドロキの世話を焼くには無論、訳がある。「麗しのサブリナ」よろしく彼は、トドロキに心惹かれているのである。一方、以上の経緯で破談となった今回の見合いの直後、トドロキの携帯には電話が入る。以前、知り合った男性からデートの申し込みであった。捨てる神あれば拾う神あり。
     芝居自体は悪くない。然し、客との距離の取り方は、自分には馴染みのないものであった。Bar公演ということを念頭に入れたことによって評価は星3つ。

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    2013/12/06 14:47

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