その終末に、光はあるかー。
Aキャストを観劇。
開演直前の前説で、開演を遅らせることを理由説明とともに謝罪なさったのは大変好印象。
ただ、スタッフさんがダメです。役者が舞台上で前説してる最中に「お手洗いご案内お願いします!」とか大声で言ってたらいけません。スタッフは役者の邪魔しちゃダメ。支えないと。
予約席なら、入口から入って見える方向に「予約席」と張っておかないと。どれだけの人が座ろうとしたことか。
さて、本編。
ほとんどが暗闇の中で進む、三本立て短編集。
「-白-見知らぬ、花」は明るい場面が多いが、その他の作品は灯りがほとんどない。あったとしても、ぼんやり見える程度。
暗所恐怖症の方は観劇できません。
脚本や試みは大変興味深い。
しかし、役者陣も脚本も演出も、改善の余地あり、といった印象。
ほとんど見えないので、観客は想像力をもって見ることになる。そしてそれを促すかのように、劇中、様々なことが断定されることはない。
三編それぞれが、バッドエンドであり、ハッピーエンド。
それは作品をどのキャラクター視点で見るかによって変わる。観客がどう捉えるか、それも観客に委ねられる。
私は全体的にバッドエンドと捉えた。
こういった分野の観劇は初めてだ。
見終わった後も、不思議な感覚に包まれたままだ。
喜怒哀楽とか、そんな単純な感情ではない。
好きな人は、すごく好きな作風なのではないだろうか。
私の結論としては、
赤→光なし
白→光あり
青→光あり かな。