ホフマン物語 公演情報 新国立劇場「ホフマン物語」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    一見バラバラな
    それぞれの幻想的恋物語はそう繋がってくるのかという思いでした。

    ネタバレBOX

    元々は歌手ステッラが詩人ホフマンを好いていたのに、全幕を通してマーク・S・ドス演じる様々な悪役にしてやられ、思い出の中でも恋は実らず、現実世界でもステッラはリンドルフ議員に持っていかれ、落胆したホフマンが拳銃自殺を遂げるという話。

    ミューズの言った「三人の女が一人の女の中にいる」という言葉は、第二幕の自動人形のオランピア(幸田浩子)、第三幕の不整脈娘20歳のアントニア(浜田理恵)、第四幕の高級娼婦ジュリエッタ(横山恵子)の三人の要素、具体的には芸術家であり、若い娘であり、高級娼婦であるという要素を、ステッラが全て持ち合わせているという意味でした。

    理想の女性に振られ自殺したように見えますが、結局のところは、ホフマンの詩の才能に惚れたミューズが彼を連れて行ってしまったということなのでしょうか。

    三人のソプラノの競演は、幸田浩子さんと浜田理恵さんが特に良かったです。

    当時の科学者と時計職人に共通点があるとすれば、自動人形の衣裳におけるゼンマイ模様の巻きの方向は逆の方が良いのではと思ったりもしました。

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    2013/12/05 03:12

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