満足度★★★★
現実とゲーム内のメリハリが素晴らしい
ストーリー自体はあまり好みではなかったと言ってしまいますが…(ゲーム廃人になりはてた姿、リアルでした)
いやとにかく。ゲームキャラクター達の衣装がとんでもなかったです(衣装:植田昇明さん)。緞帳のような重みのある別珍に石がいっぱいついたファンタジアのマントを間近で見させていただきました。いやあ、あれは、すごかったです。
で、その、衣装にいっぱい縫い付けられた石がですね、見たこと無いほど豊富な種類の照明できらきらきらきらするわけです(照明:奥村誠志郎さん)。ゲームの世界にある程度説明は必要ですが、あの衣装とそのきらきらだけでもう、視覚からイメージに直結です。
そして、現実世界にいる人と、その人のゲーム内でのキャラクターとを別の役者さんが演じてくれるというの、よかったです。もちろん、同じ人がやってしまうと衣装の着替えなんてできないっていうのもあるでしょうけれど。
役者さんたちがまたじわじわ面白く演じてくださっているのです。そのあたりの、演出もされた須川さんのさじ加減が素晴らしく。大変満足の行く序盤~中盤でした。
多少のもやっとは本当に、終盤、ストーリーのちょっとした、好みに合わないところだけでした。満足度は5か4か…迷って4。すみません。
DVDの発売などはあるのでしょうか。気になります。あれば購入したいです。それくらい、あの衣装と照明は良かったです。