地を渡る舟 -1945/アチック・ミューゼアムと記述者たち- 公演情報 てがみ座「地を渡る舟 -1945/アチック・ミューゼアムと記述者たち-」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    二時間半緩みなし
    完璧な構成でした。

    ネタバレBOX

    民俗学を実践した人、民俗学を実践したかった人、民俗学者の肩書がほしかった人を対比させながら、1935年から1945年頃までを二時間半緩むことなく生き生きと描き切っていました。

    宮本常一が農家のおじいさんとただ会話をするだけなのに、どうしてジーンときてしまうのでしょう。宮本の人柄が醸し出すその場のゆったりと和んだ場の雰囲気からくるのでしょうか。かつて私も見たことのある懐かしい日本の原風景が見えたからでしょうか。素晴らしかったです。

    東大出をひけらかし、調査員の集めた資料に基いて机の上だけで仕事をしようとした生田と、フィールドワークを中心に生の声を集めて編集した宮本を見るにつけ、学問のあり方を考えさせられました。バランスが大切なのだとは思いますが、方法論というよりも、そもそも二人は調査対象者に対する接し方、尊敬の念の持ち方が違っていました。

    渋沢も含め、家庭人としてはとんでもない人、変人でした。

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    2013/11/24 12:21

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