振り子時計物語 公演情報 劇団暴創族「振り子時計物語」の観てきた!クチコミとコメント

  • ワン•シチュエーションを操るイリュージョニスト
    シチュエーション•コメディの新しい可能性を提示してくれた。

    ネタバレBOX

    2011年日本アカデミー賞を文字通り「総ナメ」したのが『八日目の蝉』(原作 角田光代 文春文庫)。「未成年者誘拐犯」の女性と、幼女を通し、「家族とは何なのか?」を模索する感動作だ。
    本作も、『八日目の蝉』も、物語の中心は瀬戸内海の島。
    なにせ、本作はタイムスリップが登場するSFでもあり、決して映画の舞台版リメイクとはいえない。だが、「家族とは何なのか?」という本質は 同じだった。もし、『八日目の蝉』の幼女が大人になって誘拐犯との別れの場面を忘れたとしたら…。(本作は実娘だが、法律的には誘拐らしい)その20年後をSF作家が書き記すような話である。


    「勘違い」を基に、コメディや感動へ変える力。石油という一つの資源で あっても、その黒光りする液体から電力や、紙が作られる。「勘違い」を愛しく包み込める日本人は、今 どれだけいるだろうか。

    この「笑い」と「涙」は本物だ。
    1993年の時代を匂わす音楽などは流れたが、瀬戸内海の島にも「1993年」は あったはず。いや、…時代性を無視した熱血漢の漁師だったり、お見合いに奮闘する 女将の姿が まさしく、流行の最先端から離れた『夏の日の1993』だったのである。

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    2013/11/09 00:12

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  • ご連絡遅くなりましたが、
    ご来場、コメント、
    本当にありがとうございます。

    貴重なご意見ありがとうございます!
    少しでも楽しんで頂けましたら嬉しいです。

    これからも精進して参りますので
    今後ともどうぞよろしくお願いいたします。



    2013/11/16 17:53

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