ギャラクティカ・めんどくさい。 公演情報 劇団鋼鉄村松「ギャラクティカ・めんどくさい。」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    おとなこども
     「おもしろい」と「めんどくさい」の二元論というのは、キーワードとして大変よくできていると思いました。物事を多面的に評価するのに、ここまでわかりやすく、そして真理を突いこの二つのキーワードを思いついた時点で、脚本として9割がた成功だと思いました。

     たいへんよかったです。

    ネタバレBOX

     気になったのは結論の出し方。


     「現実の銀河が待っている」という言葉から僕が感じたのは、少年ジャンプからの脱却。大人の結論の出し方だと思いました。

     僕だったら銀が滅亡させちゃうだろうなあと。

     戦争をやめてしまってはいけない。二つのイデオロギーは分かり合うことなく、平行線をたどり、そしてやがて宇宙は崩壊する。そういう方が僕としてはリアリティがあったかなと思います。

     しかし、「戦争と平和」の本質というか、イデオロギーというのは所詮ひとつの世界をどうやって見るか、ということで、両者の間に違いは無いのだ。という結論の立て方は、大人の余裕でありながら、理想主義的でもあり、なんだか微妙な気分になりました。

     オーバーテクノロジーでつかいこなせない技術とか、「おもしろいかどうか」が戦局のカギを握ったりとか、すごくリアルだった。し、風刺が効いてるなと思った。

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    2013/11/03 01:57

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  • ご来場ありがとうございました!そー、多分俺もあの銀河はいつか滅んでいくんだとは思います。ただ俺は特にメッセージを発信したいタイプではなく楽しい芝居を作りたいと思うタイプの作り手なんで、物語はあそこで途切れます。だからあれも多分、結論じゃなく途中経過で、其れを言えば現実って結論なんてでないで、ずっと途中経過なのかも?とかいろいろ考えました。考えさせられるご意見をありがとうございました!

    2013/11/05 20:32

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