満足度★★
呆然
魯迅が日本に留学してから学校を辞めるまでの物語。でした。そして、何があらすじにあった「革命」なのか分かりませんでした。淡々と魯迅と周りの医学生や学校の事務員らとの日常が描かれ、いい加減退屈し始めた頃に、、突如魯迅が「I quit the school」と語り、作品がぶつっと切れるのです。
魯迅が学校を辞めるに至った、それまでの人生をひっくり返すようなカタストロフィがどこにも無いまま、です。作品世界の焦点がぼけているので、間に挟まれる身体表現が浮いています。思い返しても、場転を格好良くやった以上にどんな意味があるのでしょうか・・。役者のレベルは総じて高く、白と赤の衣装も雰囲気にあっており、身体表現も美しかったです。
魯迅役は一体どうしたんでしょうか?初舞台の方・・?こう言っては失礼ですが、素人にありがちな「手持ち無沙汰感」がセリフがないところで酷く感じられました。