良い話だった
個人経営の小料理屋が舞台でテーマは家族愛。涙腺の緩い人なら感動して涙を流すかも知れない。
ただ、シナリオにやや不自然なシーンが散見されたのは減点材料。特に出版社の先輩役(名前忘れた)の行動は無理がある。あの行動は一歩間違えれば営業妨害やわいせつ行為で警察沙汰になっても不思議ではない。コメディであればあの程度は何の問題もないが、この作品のテイストにはそぐわなかった。せっかくの良いストーリーなので、こういう部分にも気を配って欲しかった。
役者陣はアイドル系(?)と思われる人もいたが意外と安定した演技だった。とくに良かったのは、本庄千輝役の菊池郁恵さん、神谷葉月役の清水奈都美さん、若い板前役(名前忘れた)の3人。3人とも華のあるタイプではないが、確実な演技でうまく場の空気を作っていたと思う。