手に汗握る決定版!いずれ私も中毒に?
『人狼ゲーム』が世界中でブームになるのも伺えた。
現在、渋谷には同ゲームを取り扱うルームサービスが営業しており、番組化、舞台化、映画化など多くのジャンルへ進出している。
以下、インターネットサイト『ROCKET NEWS』の記事から基本ルールを紹介したい。
「人狼ゲームは、市民チーム(注釈 人間チーム)と人狼チームに分かれ、会話をしながら相手の正体を見抜いていく。プレイヤーは、配られたカードで自分の役割を確認するが、他の人がどんなカードを持っているかは知ることができない。だが、「人狼」のカードを引いた人たちだけは、自分の仲間を知ることができる。
人狼チームは、自分たちが狼であることを悟られないように、市民チームに潜り込む。市民チームになった人は、お互いに協力して誰が人狼なのかを推理し、多数決によって容疑者を処刑する」
本作も 、俳優が こうした基本ルールに従い、役のままゲームの参加者となる。
革新的だったのは、「三日目の朝」までに観客が人狼、霊媒師(人間)、預言者(人間)、狩人(人間)、狂人(人間)は どの役なのかを推理し、投票するシステムである。
初めて『人狼ゲーム』を知った観客は投票表紙を出すことすらできないが、これは中毒の可能性だ!
謎解き推理ゲーム が東京ドームで開催されるほど、参加型ゲームは多くの中毒者を生む。しかも、そのような謎解き推理ゲームとは違い、毎回 結末が変わるし、俳優も知らないリアリズムもある。
『人狼ゲーム中毒者』の至るところに現れる社会の到来は おもしろい…。
前述のとおり、俳優も実際、『人狼ゲーム』を行うため、台詞さえ存在しないのである。
だから、政治家同志の議論のように、発言がカブってしまう。「話させて!」という発言の機会を求める声は生々しい…。しかし、その 会話は 台詞ではないからこそ、緊迫感を与えるのだ。
毎回ごとのDVDを販売すれば 即売り切れだろう。
『人狼ゲーム』の流行は これからである。映画の公開後 しばらく 盛り上がる…。
一過性ではない 面白さは舞台を観て確証済みではあるが…。