『うれしい悲鳴』/『太陽とサヨナラ』(終演しました! ご来場ありがとうございました!) 公演情報 アマヤドリ「『うれしい悲鳴』/『太陽とサヨナラ』(終演しました! ご来場ありがとうございました!)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    「うれしい悲鳴」
    昨年3月に上演された「うれしい悲鳴」。
    アマヤドリの前身、ひょっとこ乱舞の最終公演で
    初めて観たのに衝撃を受けた。
    その世界、表現、俳優など魅力的な作品が、
    1年半後に新たなキャストで再演。

    ネタバレBOX

    やっぱりこの作品は好きだなと思った。
    初演とどうこう比較するのは、本来おこがましい。

    あえてそれを踏まえて初演に比べて
    今回の再演の特徴をあげるとするなら、

    ・作品世界の背景が理解しやすくなった。
    ・初演が「動」なら再演は「静」のイメージ。

    オープニングのシークエンスは初演が好き。
    だけど今回はリーディング形式で
    作品の世界を語る感じ、これはこれで良いなと。

    マキノ(西村壮悟)の痛覚を持たない男の鈍感さ、
    何でも過敏症という病気を抱えるミミ(藤松祥子)の
    性格に及ぶまで神経質になる過敏さが
    より明確に伝わった気がする。

    ミミが素晴らしいなと。
    初演では二人で演じた役を、
    今回は主に一人で演じていたが、
    終盤のミミと母親(百花亜希)の
    繋がりを示す回想シーンが
    ワークインプログレスから観てきても、
    本当に良くて揺さぶられる。

    この再演で素晴らしいのはラストで、
    降る雪が、静のイメージを濃く表し、
    そしてその後で一気に躍動する群舞に
    ガツンと持っていかれた!

    衣装も、舞台美術もよりシンプルで
    戯曲的内容も含め良かったと思う。

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    2013/10/27 00:02

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