満足度★★★★★
手に汗握る切れと迫力
単行本で上下二段組み、1150ページ余の大作である、船戸 与一の傑作「蝦夷地別件」を約2時間半の上演に纏めた演出の手際、力量は、流石に作家本人から全作品舞台化可能のお墨付きを得ているだけの内容である。シーン、シーンを細分化して、切れを良くし、スピード感、迫力、関係性、各シーン同士の鬩ぎ合いによるエッジの立ち方迄、その本質を見つつ調整されている。無論、評価すべきは演出のみに非ず。原作の良さ、役者陣のレベルの高さ、無駄を削ぎ、空間を活かした舞台美術、音響、鋭角的な照明など、総てがマッチした結果の迫力である。(追記2013.10.16)
2013/11/01 16:12
こんにちは。
返信が遅くなって申し訳ありません。
ゴスカルリ役お疲れ様でした。
本当に良い舞台でしたね。打ち身や
痣なども、たくさんできた公演だったと
思いますが、大変な分、評価も高かったと
思います。森井さんの作り方はハードですが、
皆さん、きちんと応えて下さるので、いつも
楽しみにさせて頂いています。
この所、急速に寒さが増して参りました。
お体気をつけてお過ごしください。
長谷川 明 拝