満足度★★★★
クラシックが芝居に上品さを与える!
過去の出来事ー貴族出身でありながら、靴屋の娘と偽り、本当は作曲の勉強のためにやってきたのが、家政婦として10年余りベートーベンを慕い続けたマリアの無償の愛と
もう一方の現在の出来事ー研究と暴力のため、家をだされたベートーベン研究者とその次女が10数年後に病に侵されわずかな命となった父にの憎しみは裏を解せば父を愛しすぎていたこと。
両者の愛を対比しつつ、ある部分共通な愛を表現。慈しむ者全てをうけいれること。とても分かりやすかったです。
私は、ベートーベンは、ほとんど交響曲、バイオリンソナタ、ピアノソナタ・協奏曲中心に聞くことが多いので、声楽曲は新鮮で舞台にとてもマッチしてたと思いますし、クラシックだとひと味ちがった上品さがでますね。
こういう舞台とても好きです。