「隠形の袖」(おんぎょうのそで) 公演情報 鬼面組「「隠形の袖」(おんぎょうのそで)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    絶対支援です!
    こりっちは参考程度に覗いてて、他の人の意見なんかも、同じ物をどういう風に見たのかなって程度で見てたんですけど、何だかあんまりな書き方されててびっくりしました。
    好き嫌いがあるのは当然なので、僕が好きと思うのと反対に厳しい意見が出るのも当然だけど、今回書いてる人のは厳しいじゃなくて貶めるに近いと感じちゃって、僕はものすごく楽しかったのにって、軽い憤りを感じて、そんな人ばかりじゃないんだって知ってもらいたくて初めて感想を書きました。
    悪い事書きたい人達は必ず書くけど、良いと思った人達ってあまりこういう所に書き込まないですから、知らないで見た人達には悪い書き込みだけが情報に残ってしまう。それはすごく残念です。
    こういう人達の片寄った物言いが、力のある集団の前途を閉ざしていくんだなぁって思います。
    だから、僕は全面的に支援します!

    確かに万人受けって感じのお芝居ではないと思いますけど、万人受けするお芝居って存在するものですかって思います。
    存在したとして、それって毒にも薬にもならないつまらないお芝居の事なのではないかとも思います。
    自己満足や自慰という表現を使う人が多くいますが、そうじゃない芸術作品なんて、どこに面白味があるんでしょうか。
    少なくとも、作る人達が満足していないものを見せられたら、それこそつまらないしバカにしてますよね。
    だから僕は、自分が楽しいと思った気持ちに従います。
    自分の趣味に対して、久々の大ヒットだったのは確かです。
    だから他の意見に少し腹が立ったのかも知れません。すみません。
    きっと僕の書いた事に反発したり、気を悪くする人もいるんだと思います。
    でも、僕も同じように感じたからこれを書いたんです。
    子供のケンカをしてるような行為だとも思います。だから、ほんとうにすみません。
    鬼面組さんの事を書く場で、言い合いみたいな事をして、その事もすみません。

    もう終了している公演ですが、僕の感想はネタバレに書きます。

    ネタバレBOX

    場内に入ると、すでに舞台上で舞っている人が。
    物語の序曲的な構成なのか、でしゃばらない程度の緩やかな導入に引き込まれる。
    物語が始まってから分かったが、この人が在原業平の役だった。
    開演前の30分を、ずっと一人で舞い続けて、そのまま本編の主役もとか、どれだけ高い集中力なんだと脱帽。
    本編が始まると言葉がどうにも難しくて戸惑いはしたものの、音楽を聴くのと同じで、耳に心地好いリズムとか、フレーズのつながりとか、意味の分からない言葉なのにちゃんと意味が伝わってくるので、ただ座っていれば良いのだなとすぐに気が付く。
    視覚的にもきれいなフォーメーションが展開されてたり、衣装もきれいで、それらが緩急自在の演出で見事に描かれていると思いました。
    ただ、そんな舞台だから、もっと大きな場所で見たいなぁって思いました。

    平安時代の形見への考え方みたいな事から、在原業平と藤原高子が離ればなれになっても、仲を裂かれても、最後には一つの気持ちの中に結ばれていくようなお話し。
    物語が始まってすぐくらいで、ダンス?みたいなシーンがあって、そこで藤原高子役の人が短い舞を見せるのだが、これが開場中の在原業平の舞とリンクしていて、二人の未来を予感させる。
    そうした細かな気配りが、物語のあちこちにさりげなく配置されていて、たぶん気付けなかったものもたくさんあるんじゃないかなぁ。

    設定資料というのが配布されていて、個人的にはそうした資料が必要な舞台ってどうなんだと思う方なので、読まずに見ました。
    終って少ししてから、そういえばと思って目を通してみたら、そこに色々と発見があり、これは始まる前の予備知識を与える為のものではなくて、終ってから更に楽しむ為のオマケだったんだなって思いました。

    ジャンルが何かとか、そういうのは無関係に楽しめる作品。
    というか、ジャンルが分からないと楽しめないとかおかしいです。

    広い範囲で受けるものではないって、きっと分かって作ってるんだと思います。
    でも、外から身を閉ざすような作品ではないので、片意地張らなければ誰でもすんなり入れるんじゃいかって思いました。
    何にしても大ヒットです。
    次回以降も期待します。

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    2013/10/02 13:05

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