めいろあそび 公演情報 しずくまち♭[フラット]「めいろあそび」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    悲しく切ないめいろあそび
    とある月の『悲しみの城』と呼ばれる小さな城に住む王女さまがおりました。

    この物語は、その月で暮らす、むかしむかしのおとぎ話です。

    公演中なので、ネタバレBOXに。。

    ネタバレBOX

    召使とドクターうさぎ(ロボット)と3人の妹達とで退屈な毎日を暮らしている王女さまはニンゲンらしい感情を味わいたいと思いました。

    「愛と幸せは繋がっているのかしら?」

    そこで王女様はニンゲンの男を連れてくるように、ドクターうさぎに命じます。
    ニンゲンがどんな感情を持って生きていたのか記憶を蘇らせてみようという実験です。

    早速、うさぎは地球から、4人の男の遺体を持ってきて、一日だけ命を蘇らせました。

    生き返った4人の男は自分の状況を把握できずに、それぞれ迷路から抜け出して元に居た場所に帰ろうともがきます。
    王女さまの仕組んだ迷路を彷徨っているうちに、それぞれの男たちは過去の記憶を思い出していくのです。

    タクシーの運転手は小さい頃、みっちゃんと自転車に乗って家出をした記憶。
    初恋だった記憶。
    大人になってもずっと、みっちゃんが好きだったのに・・・そのことが言えなくて傍観者になってしまっていた記憶。

    「ニンゲンとは生きてるだけで他人を傷つける生き物なんだ。誰も傷つけたくないから、傍観者になってしまった。他人事のように風景みたいに眺めてた。違う!眺めてたのは自分自身だ。」と運転手。

    「逆よ、何もしないから傷ついたのよ。何もしないで眺めてるだけだったから、私が傷ついたんだわ。」とみっちゃん。

    運転手は意を決したように「月に向かって出発しよう!永遠に。」といい、自転車でみっちゃんと走るシーンを再現します。
    このシーン。美しいです。。
    何故かETを思い出した。



    離婚した男もやがて記憶を取り戻していきます。
    役者で脚本家の男は妻から離婚され、娘も結婚し孤独をひしひしと感じている記憶。



    おでん屋は母親を殺してしまった男(土方)を好きになった記憶。
    土方にこれ以上人殺しをさせたくないと言う愛情から、王女をかばって自分が犠牲になった記憶。



    一方、土方は母親が男を作ったことで、何も信じられなくなり、母親を殺し、愛という感情を閉ざしたまま、ずっと一人だった記憶。



    王女は4人の男の感情の実験をしているうちに、少しづつ、愛とは?悲しいとは?の意味が解ってきます。

    まるでそれは、お腹の中に冷たい尖った石があるような、凍えてしまうくらい冷たくて重い石があるような・・・。
    そんな感覚です。



    離婚した男は突然、死んでしまいます。
    そう、実験が終了した為です。
    しかし、土方は、この仕掛けが王女の仕業だと気づきます。
    土方は一度死んだ自分たち人間を、実験と称して生き返らせ、また、殺す。というように残酷にも、おもちゃにされたことを恨み、王女に復習しようとします。



    「誰も愛したことがない。愛し方が解らない。」と告白した土方を愛してしまったおでん屋の男は「これ以上、人殺しをしてはいけない。」と、王女をかばい自分自身の腹に土方が放った弾丸を受けて死んでしまいます。

    この部分、冒頭の回想シーンとしっかり、リンクしパズルのように収まります。
    素晴らしいです。


    土方は弾丸がなくなったお陰で、王女を殺せなかったけれども、それでも、おでん屋の深い愛情を感じることができました。
    「きっと、これが愛、愛ってやつなんだろう。」と呟き、おでんやが編んだマフラーを握り締めたままタイムリミットで命の火が消えてしまいます。


    残った運転手も、「これで解っただろう。これがニンゲンの感情だ。人生を夢のように振り返って死んでいったニンゲンだ。」と王女に言い残し、時間切れで死んでしまいます。


    愛と幸せと悲しみを見つめて迷路のように消えてなくなりました。


    残った王女は「地球のニンゲンが全員死んだのに、どうして私だけ生き残ったのかしら?ニンゲンは私だけ・・。ただ、人間らしい感情を味わいたかっただけなのに・・。悲しいわ・・。」


    ウサギも召使も妹達もみんなロボットだったのです。

    一人ぼっちでずっと生きて年を取った王女は幸せの意味を探して彷徨い歩き、お城の迷路である日、男達に会いました。



    そう、男達に実験をして、王女が知った悲しくも切ないファンタジーです。


    田坂和歳、前作「しびれものがたり」の時と同様、心に闇を持った役どころ、素晴らしいです。
    むしろ、明るい役どころは想像できない!(^0^)


    今回もハーブの繊細な音色でしびれました。



    13

    2008/06/01 00:14

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  • そうそう、白圭ね☆
    そっか・・・生演奏はないか・・。

    じゃあ、やっぱシリンゴルだね~。。
    コース料理は、一人は駄目みたい。
    2人以上だって。

    だから、コースを食べたかったら見知らぬ誰かをナンパしないと、食べられないって、スンポーですねん。。

    で、聞いたのさ。
    コースは3000円。生演奏は8時から20分程度。
    したら、コースの方が得じゃね?(・・)


    >それこそ、これでもか、って言うくらい、出てくるんです。


    なんですか・・・嬉しい(^0^)


    >折角来てくれたお客様には、必ず満腹して帰って貰う、みたいな、味の好き嫌いはしょうがないとしても、少なくとも、お腹一杯にならなくてちょっと、という不満は絶対させませんよ、みたいな、そんなサービス精神があるみたいです。


    それって、中国も同じよね。
    日本人の感覚ですと、出されたものは完食しないと・・。って思うでしょう?
    だから、せっせと食べる食べる食べる・・・。(結果、太る!)

    するってえと、せっせと運んでくる。。(@@!)(結果、やっぱり太る!)
    後で解った事だけれど、お腹いっぱいだったら残すらしいの。


    >かって書物で読んだ知識ですが、モンゴル人は、羊の肉とアルヒ(蒸留酒)、これさえあれば満足で、決して貪らない、んだそうです・・。
    モンゴルの方と接していると、ほんとに、そんな寡欲な、そういう清々しさを感じます。


    素晴らしいです。
    流石に中国関係の歴史や書物に強いと、何でも知ってらっさる!尊敬ー!!



    >相変わらず、ネタには困んないですね・・。


    ネタっつーよりも、結構、バカばっかりなんですわ、周りも。


    >あと、必ず気の利いたオチも・・。
    ほんとに充実した人生を楽しんでいるんだなって、時々羨ましく思います・・。


    いあいあ、オチとゆうより、感想です。
    恐れ入ります。

    案外、ワタクシ、精神はおバカですからねー。
    まあ、人生に何も思い煩うことがなければ楽天的に生きられます。
    人生に何も負っているものがなかったら、そうでしょう?

    好きなことをして、好きな酒を飲んで、好きなように生きる。



    生きてるだけで宜しいのですから。


    次回の横浜観劇のついでに行ってみたら?大桟橋。

    2008/06/04 01:03

    あ、ハイ、チャンサン・マハ・・・、もちろんコースに入っており、それもメインディッシュです。

    チャンサン・マハだけで1,500円程度、で、コースが4,000円もしなかったので、あ、じゃ、コースでいいやって感じで頼んだんですけど、量的に言えば個別に頼んでも十分かも・・・。
    何しろ、ボリュウムが半端じゃないっす・・。
    コースだと、ちょっと厳しいと思いますよ、全部食べるの・・。

    思ったより、ずっと旨かったですね・・。
    少なくとも、自分はとっても満足でした・・。

    2008/06/04 00:27

    あ、白圭ですね・・。
    ハイ、あそこはキャッシュ・オン・デリバリのスタンド・バーで、生演奏はないです。
    ちょっと高級感のある、大人のバーという感じですね・・。

    いやいや、シリンゴルのコース料理、女性ですと、とても食べきれないですよ。
    メインのチャンサン・マハだけで多分お腹の8割方充たされますし、それ以外のコースも、名称はモンゴル名だから違うのですけど、わかりやすく言えば、餃子、うどん、しゃぶしゃぶ等、ボリュウム感あるものが目白押し。
    余程気合入れていっても、おそらく完食はキツイと思います。

    あと、国民性と言うか、そういうのもあるんでしょうね。
    フランス料理とかって、見てくれはとっても美しんですけど、大きなお皿に、ほんとに申し訳程度のお料理じゃないですか・・。
    モンゴルは逆なんです。
    それこそ、これでもか、って言うくらい、出てくるんです。
    折角来てくれたお客様には、必ず満腹して帰って貰う、みたいな、味の好き嫌いはしょうがないとしても、少なくとも、お腹一杯にならなくてちょっと、という不満は絶対させませんよ、みたいな、そんなサービス精神があるみたいです。

    かって書物で読んだ知識ですが、モンゴル人は、羊の肉とアルヒ(蒸留酒)、これさえあれば満足で、決して貪らない、んだそうです・・。
    モンゴルの方と接していると、ほんとに、そんな寡欲な、そういう清々しさを感じます。


    横浜の情景・・。
    相変わらず、ネタには困んないですね・・。
    あと、必ず気の利いたオチも・・。
    ほんとに充実した人生を楽しんでいるんだなって、時々羨ましく思います・・。

    2008/06/03 23:45

    以前、渋谷のデコの近くのお店もやはり、名前に惹かれて行ったのよね?
    そこは、生演奏はなかったの?

    サイトのUP有難う!(^0^)
    巣鴨なら芝居を観るエリアに近いから行ってみます。

    んー。したらワタクシもコース料理を食べきれないくらい食べてみたい。

    チャンサン・マハ・・・。
    よっし、チャレンジですなっ。
    ってか、その肉はコース料理に組み込んであるのでしょう?
    勿論。


    >骨付き羊肉に岩塩を摺り込んで茹でただけというとてもシンプルなものなんですけど、これがもうめちゃくちゃ旨いんです。

    ぐはっ!じゅるる~~もんですたい!(・・)


    やはり・・・その争奪戦のチケット、ワタクシは間に合わなかった~。。(><)


    横浜の夜景を観ながら大桟橋の上で赤ワインを飲む。
    そんな情景、素敵でしょう?
    以前、グループで、横浜に遊びに行った事があるんです。
    確か12~13人位居たかも。。

    で、大桟橋に行こう~~!

    っつーたら、乗ったのは誰も居ません。
    いあいあ、びつくり!
    ワタクシは勿論行きましたよ。

    他の輩はホテルに戻って宴会してました!

    ホテルの一部屋にぎゅうぎゅう詰めで宴はたけなわ!状態でした。

    妖怪の宴かと思った!(・・)

    2008/06/03 18:09

    モンゴル料理のお店、都内に何店かあるらしんですけど、自分が行ったのは巣鴨にあるシリンゴルという名のお店。
    毎日馬頭琴の生演奏があるというのが惹かれた理由です。

    http://www.shilingol.jp/

    モンゴル料理と言うのは初めてでしたので、色々食べたいねってんでコース料理にしたんですけど、まあボリュウムが凄い。
    一緒に行ったのは185cmの大男だったのですが、二人とも食べきれないくらいの量でお腹一杯。
    おすすめは何と言ってもチャンサン・マハ。
    骨付き羊肉に岩塩を摺り込んで茹でただけというとてもシンプルなものなんですけど、これがもうめちゃくちゃ旨いんです。
    コレ、本場だと、ナイフで肉を削いでそのまま食べるものらしくて、当日たまたま居合わせたネイティブの先客見てると、実に鮮やかなナイフ捌きで肉を器用に口に運んでるんです。
    日頃、とかく何事も文明に庇護され快適に過ごしている自分達ですけど、サバイバルになったら、この連中には到底かなわないな、と思った記憶があります。


    風鈴、涼を頂くものですからね・・。
    余り鋭い音よりも優しげな方がいいかも知れませんね。


    柿、また行きますよ!
    ハイ、チケット購入済みです。
    お台場では少し自分の好みではなかったのですが、もう一度観てみます。


    横浜の夜景、ハイ、大変素晴らしいですね・・。
    こういう風景を見せられると、やはり行きたくなりますね・・。

    2008/06/03 13:54

    >ハイ、三つともありますよ・・、生で・・。

    おお~、素晴らしいです。

    >以前モンゴル料理のお店に行きまして、そこでは毎夜馬頭琴の生演奏を聴かせてくれるんです。

    それって、東京でのお話?
    ワタクシ、行ってみたいです。
    サイトがあったら、UPしてくださる?


    >今回は慎ましい音を選択されたというのも、何ともゆかしくていい感じです。


    昨年は友人から風鈴を頂きました。
    うちは庭に4畳半のデッキを作ってあるんです。
    ワタクシよりも愛犬がそこでくつろいでおります。
    デッキの上は雨がかからないように、屋根も付けてありますから、毎年、そこに風鈴をさげます。
    昨年の鉄の風鈴はそれはそれはレトロ感た~ぷりぷりの見た目は非常に素敵な風鈴でした。
    ところが・・・風が吹くたびに鈍い高らかな音が鳴り響くんです。(^^;)
    やっぱり・・風鈴は可愛らしくすっきりした音の方が好みです。


    >あ、お台場はこの前初めて、ハイ柿を観に行った際行ってきました。
    >柿は今度、また観に行きますよ・・。


    おお~、柿ファンになりましたか?
    チケットは購入済みですか?


    >横浜の夜景が素晴らしいことはよく耳にします。
    >夜景ですから、何か独りだと、というのも、遠のいてる言い訳かも知れません。


    では、独りの方向きに・・(^0^)

    http://view.adam.ne.jp/setoy/pic/kanto/yokohama.html

    ちなみにワタクシは独りでも行きます!(^0^)
    美しいものは生でみなきゃあ~。。

    2008/06/03 09:47

    ハイ、三つともありますよ・・、生で・・。

    非情に素晴らしいです、自分は好きですね・・。

    ことに馬頭琴、モンゴルに興味を持っていた、というのは前にもお話したかと思うのですが、以前モンゴル料理のお店に行きまして、そこでは毎夜馬頭琴の生演奏を聴かせてくれるんです。

    それぞれの曲には物語もついていて、どことなく哀愁を帯びた音色は、とても心に沁みるものです。

    それ以外にも、何度かコンサートに足も運んでいます。


    あ、風鈴・・、風情があっていいですね・・。
    風鈴もいいですけど、そうゆうところに気をお配りになるみささまの感情の有り様が素敵ですね・・。
    今回は慎ましい音を選択されたというのも、何ともゆかしくていい感じです。


    ハイ、不思議と、西の方は縁がないんです・・。
    って、そういや、東京以外、ほとんど出たことないっす・・。
    そういや、こちらに来て結構経つんですけどね・・。
    人が集う華やかな場所は、意外と苦手だったりします。
    あ、お台場はこの前初めて、ハイ柿を観に行った際行ってきました。
    柿は今度、また観に行きますよ・・。


    横浜の夜景が素晴らしいことはよく耳にします。
    夜景ですから、何か独りだと、というのも、遠のいてる言い訳かも知れません。

    2008/06/03 01:55


    >アルフ、スーフ、馬頭琴・・、中国の弦楽器、どれも好きですね・・。

    生で聞いた事ある?(・・)
    ワタクシ、たぶん、聞いた事ないかも?
    馬頭琴なんて、どんな感じなんでしょう?
    日本の琴とどんな風に違うのでしょうか?


    はい。風鈴も鉄の風鈴を買うと煩いから、今年は陶器の風鈴を購入しました。
    カラッとした音色ではなく、ちょっと慎ましい音色です。
    いいです。。


    >たはっ、実は横浜、一度も行った事ないんです・・。


    な・なんと??
    東京に何年住んでますの?
    本当にご自分のエリアの中から出ないお人なのね。
    フジTVは行った事ある?お台場は?


    山下公園、中華街よりも、大橋(桟橋)があるのだけれど、そこからの夜景が美しいです。
    船のデッキを模って作ってあるから、実際に板が張ってあるの。
    素敵ですよ。今度、行ってみたら?
    とっても気に入ると思います。

    ああ、後で画像を張ってあげましょう!(^^)


    >行きたいところは沢山あるのですが、そう言えば今まで縁ないんですよね・・。


    そうゆう問題ではないような・・。
    意欲の問題でしょか?
    縁とは自分で作るもの・・。


    2008/06/02 23:51

    ああ、いいですね、二胡、コンサートの機会があれば、自分も行ってみたいですね・・。
    アルフ、スーフ、馬頭琴・・、中国の弦楽器、どれも好きですね・・。

    風鈴・・、ですか・・。
    いいなぁ・・、もうそんな季節なんですね・・。
    涼しげな音色に、ほっと癒されますよね・・。

    次回、横浜ですか・・。
    たはっ、実は横浜、一度も行った事ないんです・・。
    山下公園、中華街・・。
    行きたいところは沢山あるのですが、そう言えば今まで縁ないんですよね・・。
    ちょうど、いい機会かも・・。

    2008/06/02 23:07

    おーじ>
    でしょう?
    近いうちに、また、二胡のコンサート行くかな~?
    独特の音色が梅雨の季節の情景を映し出します。。

    ところで、本日、風鈴を買ってきました。
    庭の緑が深くなって風鈴の似合う夏が待ち遠しいですね☆

    次回のしずくまち、横浜だって。。
    ワタクシ、泊りがけで行きますわ!(^0^)

    2008/06/02 17:45

    ハイ、二胡も好きです・・。

    そうですね、物悲しい旋律、ストーリーが、やはり二胡には合いますね・・。

    深みのある弦楽器の音色は、イメージを盛り上げるのにとても効果的だと思います。

    2008/06/02 14:20

    おーじ>
    はい。前作同様、悲しくも切ない物語でしたよ。
    で、今回はそこにちょっとコミカルな部分も加味され、素晴らしい出来でした。

    はい。テーマは愛です。

    愛とは、目に見えないものだからこそ、どなたでも一番手に入れたいものですね。

    今回はハーブだけでした。

    プチオーケストラとは違った嗜好でしたね。。


    ワタクシ、ハーブを聞いてて思ったのは二胡もいいな、と。
    物悲しい旋律を表現するなら、二胡でしょう?
    いかが?

    2008/06/02 00:27

    おぉ、久々のフルマーク、素晴らしいかったようですね・・。

    物語もファンタスティックで、でもどこかしら物悲しさも感じられますね・・。

    やはりこの作品も、愛がテーマだったのでしょうか・・・。

    生の楽団の演奏、今回も効果的だったんでしょうね・・。

    2008/06/01 22:14

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