満足度★★★★
重いテーマをさらりと
クオリティ.オブ.ライフとはどういうことなのかということを考えさせられるお芝居でした。早期といえどもガンと告げられた主人公である小説家がガンにかかった人の心境を小説に書く。なかなか面白い構成でした。舞台も二つのベットで二分され主人公の入院生活と小説上の人物の闘病生活や心の葛藤がが演じられるというスタイルは見ごたえもあり、また解りやすくもありました。全体にサラリと、あまり深刻にならず、それでいて、医療ということを演じていました。泰子の母親役のキャラが少し強すぎて全体から浮いているように思いました。もう少し抑えた方が全体になじむのではないでしょうか。
台風の中足を運ばせていただきましたが観せていただいてよかったと思う1時間50分でした。