満足度★★★★★
春よ行くな東京版
大阪インディペンデントシアターとのサイズ、構造の違いから、ラストが異なります。大阪版では舞台背後にある搬入用シャッターが上がり(だから東京版は音だけ)そこから底が町へと消えていって、再度シャッターが下りて終わり、という流れでした。ちょうどシャッター越しに通り向かいのかつ丼の有名店「こけし」見えるというところがなかなか情感たっぷりだったのですが、駅前版は搬入口なんてありませんから、脇の出入り口から出ていくことになったわけですが、底の背中が見えなかったので、ちょっと何が起きているのだろうとあいまいな印象になったようです。
東京版は東京版でコンパクトな良さがあって、役者をしっかり(違和感たっぷりの気持ち悪さで)見えましたし、照明も東京の方がすんなりしていてよかったと思います。
いずれにせよ、久しぶりに悪い芝居でした。好きです。