満足度★★★
全体が建物の記憶?
今は使われていない公民館,過去・現在・未来が混沌となっていくつかの物語(建物の記憶?)が紡がれている。これがどう収束するのだろうと考えながら観ていたが,どうもそれが繋がるようで繋がらないまま(自分の理解力不足か?)記憶の断片で終わってしまう。これまでのハグ共の芝居ではお目にかからなかったような,いささか消化不良のような結末。フィナーレのハグ共のテーマミュージックが流れる中,違和感が残ってしまった。総勢18人の舞台だが,明確にキャラが立っていたのは数名,全体としてぼやけてしまった感も。やはりハグ共はりんさんと塚本さんの2トップがいてこそ,他のメンバーも光ってくるのであろうか。りんさんは頑張っているのだが・・・。次回作を期待しています。
2013/09/16 17:00
今回の作品はこれまでのハグハグ共和国とは違う・・というよりも、これまでのハグハグ共和国を前面に出させていただいた作品になりました。
どちらかと言いますと、ここ数年、賛否両論にすっかり臆病になりましてハグワールドを抑え目にやらせていただいていたのですが・・。
でもやはりこの世の中に面白い劇団、素敵な舞台はたくさんありますゆえ。。自分たちはその中で何を表現してゆきたいのか・・なんのためにモノヅクリをしているのか・・葛藤しておりました。
そしてずっと求めている表現を追求したいと思いまして今回のようなハグカラーが強い作品を打たせていただきました。そしてたくさんのお声に勇気をいただきました。
好き嫌いがはっきりわかれる世界になりますが、ハグハグワールド、ハグハグ共和国ならではの舞台を、記憶に残るぬくもりある舞台を目指して今後も精進してまいります。
お時間を共有していただき、ありがとうございました。(久光真央)