夏休みには屋根までとべた 公演情報 劇団晴天「夏休みには屋根までとべた」の観てきた!クチコミとコメント

  • コントではない…もはや、漫才だ

    「漫才」を具現化した、あるいは演劇に導入した姿を見たのは初めてだった。

    客席の構成は90%以上、20代、10代の若い世代であり、出演者と全く重なる。
    同感覚の「笑い」を強く持ち合わせていたように思う。
    役割が定まっているのではなく、
    それぞれ展開に合わせて臨機応変に「笑い」を取る。それは ある意味、高校演劇のコメディ作品だった。
    つまり、ここでいう「笑い」も、高校演劇的であったわけだ。

    ネタバレBOX


    女子高生5人の「内輪」と、男子高校生との「距離」がテーマ性である。


    私が印象に残ったシーンは、やはり冒頭の「内輪」だった。
    女子高生のグループのうち、その一人の部屋へ集まって「赤裸々」な会話を繰り広げる。
    「距離」も 重要テーマではあったが、あげるとすれば漫才を具現化した姿だろう。


    「デブですけど何か?デブですけど何か?」


    実際ふくよかな女性が 気配を感じたらしく、ひたすら問い続けた。



    別の場面ー



    「肉汁じゃない!汗だから!」




    この面白さ、コントでしかない。


    若い世代を意識した コトバも、かなり出没した。


    「ゴメン、メン、メン、メン」


    例えば、 女性高校生の会話で今、このようなコトバが流行中なのだろうか。
    聴いたことはないし、知りたくもない。


    そこで、出没したクマ=コトバ達を巨大顕微鏡に入れた結果、分かってしまったのだ。

    たぶんに脚本•演出が、劇場へ集まる若い世代を通し、流行させようという魂胆である。

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    2013/09/01 23:45

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