満足度★★★★
演目1と2は、テレビのニュースではメインに取りあげられていなかった部分をメインに取りあげていて、衝撃を受けた!
劇団アロッタファジャイナの新作「被告人〜裁判記録より〜」は、実際の裁判記録を台詞にするという実験公演で、①秋葉原通り魔事件、②連続不審死事件 (被告人:木嶋佳苗)、③日本社会党委員長刺殺事件、④226事件、⑤異端審問裁判 (被告人:ジャンヌ・ダルク)の5つから成るオムニバス。
実際の裁判記録を使っているのに、①で使われた部分が、私は知らなかった加藤被告に同情できる部分ばかりで、もはや加藤被告が死刑になって当然とは思えず、衝撃を受けた!
②も、テキストは実際の裁判記録なのに、舞台を裁判所から変え、相手の役柄を弁護士/検事から変えるという面白い演出をしていて、興味深かった!
③-⑤は、リアルタイムでは知らないし、国家を変えるだとか、現代の私達は諦めてしまっていることをやろうとしていた人とかの話で、あまり興味が持てなかったけど、④が1番面白かったとおっしゃっていた方もいたので、人それぞれ。