満足度★★★★★
情報の取捨選択!
この実験公演を表現として形創るのには、相当な時間と労力を費やしたと思われる。情報の取捨選択により第三者の見方が大きく変わることを十分感じられていると思います。そしてそのチャレンジに敬意を表します。
さて、この舞台、とは言っても舞台らしい舞台はありません。6〜8畳ぐらいのスペースを部屋の中央に取り、コンクリート丸裸の床の上で実験演目5つを2人ずつで、役者は皆白装束に裸足の出で立ちで演じます。最前列の観客との距離50cmから1mなので動きなどほとんどないにも拘らず桁外れの臨場感。本番中の役者の顔や表情、そして言葉をこんな近くで見聞きしていいのだろうか。被告人が本当に訴えたい事や真実の姿というものを少なからず感じ取ることが出来たと思います。
役者さん皆さん見事でした。ぜひ、続編お願い致します。