グローブ・ジャングル 公演情報 虚構の劇団「グローブ・ジャングル」の観てきた!クチコミとコメント

  • 当日券で!
    座布団席でした。ので、お尻が痛くて何度も体勢を変えました。けど、面白かったので我慢して舞台のほうをちゃんと観ていました。値段以上のものをやってるとは思うんですけどねぇ。
    2時間飽きない芝居を観たのは久々です。軽い笑いも爆笑もかなりの数が散りばめられているし、締める部分は締まっている。自分の周囲には年配の方が多くてですね。言ってしまえば身内なのかもしれないけど、その方々が時に声を出して笑ったり印象的な場面では感嘆の唸りをしていたり。扱っている題材は今の時世だけど、必ずしもその真ん中の世代の人々のみをターゲットにはしていない。観易いのは確かだと思います。
    次回は早くも紀ノ国屋。チケットはいくらになるんだろうか。流石に5000円以上はまだ彼らには早いかなー。

    ネタバレBOX

    旗揚げ前準備公演「監視カメラが忘れたアリア」と主役コンビが同じなので、印象が似ているという声にも頷けます。でも実力的にも個性的にも、劇団が軌道に乗るまではこれでいいんじゃないでしょうか。渡辺さんは助演で光るタイプだし、小沢さんはいい意味で癖があるから時間を経て客側のニーズが出るまではその癖で遊べるポジションのほうが良さそう。地味ではあるものの(失礼だなぁ)、前回からの成長が見えたのは杉浦さんでした。微妙に出番も増えていたし。今回もまた同じ様な「突っ込んで来て空気を読んでない」という役柄ですが、前回はやっていて無理をしている様に見えました。今回はいい意味で楽になっていたかと。本人の成長と演出側でのすり合わせとの両方が起因しているのでしょうが。恐らくはそのポジションって彼にそもそもは向いていないのだと思います。かといって他の団員がやると「わざとらしさ」が出そうな気もするのです。良くも悪くもこなせてしまえそうで。でも彼だと「何とか出来る」という信憑性が沸く。上手い下手じゃなくて、もうこれは人柄の問題でしょうね。ああいう役は観る側がムカついたらまるで存在意義が変わってしまいますから。大事な役柄です。
    あと、今回は大きく動く様なダンスの出てきたのが中盤以降だったのが印象深い。ちょうどその前くらいで住田がみんなに見え始めたので「あー、そしてまた見えなくなっちゃうんだろうな」と先読み出来てしまったのです。けれどその辺からダンスが入ったり要は動きで見せる部分が増えたので、見入っている内に先読みの事を忘れました。多分これも鴻上さんの計算の内でしょうね。くそー、まんまとしてやられた。

    0

    2008/05/24 01:35

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大