満足度★★★★★
涙がながれていました
ドラマティックな展開ではない、という感想がいくつか見られましたが、
そう、ドラマティックかと言われるとそうではないのかもしれません。
しかし、途中から、なみだがながれて止まりませんでした。
なぜ泣いているのかも分からず、なにに心を揺さぶられているのかも分からず、
一緒に行った友達も泣いていることをぼんやりと意識しながら観ていました。
久松夕子さんの存在感は余りにも大きい。
舞台に現れた瞬間から目が離せません。
しかしその他の役者さんたちも決してかすむことなく、味のある演技。
(個人的には、元先生役の方の演技がとてもとても好きでした)
心の奥底を大きな手でつかまれるような
精一杯生きるひとりひとり、みんなが愛おしくてたまらなくなるような
そんな芝居でした。
また、すぐにTOKYOハンバーグさんの舞台を観たい。
そう思わせてくれる芝居でした。
落ちをつけなくても魅せる芝居って、究極の形ではないでしょうか?