歌&ダンスへの、シーンを生かした流れ
まるで、ディズニーランドの近未来アトラクションに搭乗した感覚だった。
青山円形劇場に映し出される数字のライト、スタイリッシュ極まりない音響である。
1950年東京・バー店へ、プロデューサーの父親の記した日記を読んだことにより、現代の演出家が移動してしまった物語。
「ミュージカル」を謳った作品だが、実に自然な流れの演出だったと思う。
「タップ」対決をせざるを得ない流れで、結果的に「ショー」を魅せる。
現代と1950年の時代差を問われた流れで、「AKB」を軽く踊ってしまう。
ミュージカル・ショーこそ 中心かもしれない。
ただ、演技のシチュエーションを生かしたミュージカルは、非常に新鮮であって、これは舞台上における融合なのだ。