鮫に喰われた娘 公演情報 INGEL「鮫に喰われた娘」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    まっ、これは役者を観る芝居ということで・・・
    全体的に物語としての面白味には欠けていた。内容的に単純なお話なのでもっとコンパクトにまとめられたと思う。それだけに冗長感は否めない。


    当日パンフのブラジリィー・アン・山田氏の言葉から「ああ、これは彼がリスペクトする三人の俳優、清水宏、野口かおる、櫻井智也(+高山奈央子か?)のために書かれた作品なのかな。」と思ってしまった。とにかく後半は彼ら、彼女らの独壇場といった場面が続いた。まあ、それだけ場を持たせられる役者ということだろう。私は清水、野口の長年のファンなので嬉しかったのだが。


    清水は相変わらず速射砲のようにセリフを発しエネルギーを発散させていた。野口は相変わらず怪女優ぶりを発揮させていた。(特に記憶喪失のふりをする場面のアドリブとも取れる奇怪さ、振り返り新井芙美子(高山奈央子)を睨み付ける時の眼光の鋭さ。くぅっー、たまらん。)


    全くの余談だが、当日パンフに山田氏が清水宏を初めて舞台で観た日のことを書いているのを読んで驚いた。どうやら私も同日、その公演を観ていたのだ。(大嵐の日に池袋サンシャインの特設テントで行われた旨、記述されていたので。)それは山の手事情社第13回公演「風通しのよい カメレオンリポート」。観劇日が1989年10月20日なので24年前ということになる。(山田氏の記述では22年前となっている。)当時、清水は同劇団の看板俳優の一人でエネルギッシュに喋り、動く様は誰よりも目立っていた。確か同公演には池田成志や柳岡香里も出ていたと記憶している。つい思い出に浸り余談が長くなりました。失礼しました。

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    2013/08/11 12:37

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