魅惑的な「カルメン」は、二股大根である「カルメン」の艶かしい女っぷりを取り囲むのは、イワシのような男達だった。シンクロナイズプロデュースによるコメディ構成で、「カルメン」は再び 新しい 男達を魅惑し、そして 劇場を破壊する。ラスト、あのような展開を見せ付けられた、劇場を出る観客の顔は二股大根のように分かれていた。つまり、「コメディ」と、題材の持つ一種の「悲劇性」は、合体できぬ一本なのだ。
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2013/08/11 12:02
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