満足度★★★★
基本は「恋」
設定が「パーキングエリアで足止めされた人々」ということで、観ていて各グループが徐々に関わっていく様子に違和感がなく心地よい流れになっている。(舞台に標識があるだけでも、パーキングエリアの輪郭が見えてくるようでいいですね。)
また基本テーマに「恋」を据えることによって、物語にブレがなく、各人のキャラが浮き彫りにされていく展開に土田氏の巧さを感じる。
ラストは少し違和感もあったが、ストーリーに捻りを加えるという意味でも、足止めの原因である殺人事件を登場人物に絡ませるという意味でも必然だったのかも知れない。
いやっー、土田作品は面白い。