満足度★★★★
演劇組織KIMYO「スウィーティドム」観ました
最初に観た「カチ」 あおきりみかんとも違うギミック舞台で心に引っ掛かり、
それ以降から前々回「12人の兄弟」までがどうも性に合わず、
前回「ジョナサン」(こりっち祭りエントリー) 見逃してしまい、
刈馬演劇設計社「マイフェイバリットバ―――――ジン」 宮谷さん山本さんの演技がすごくよく、
「京都・名古屋若手演出家WS」 受講した宮谷さんに理解が深まり…
そんなこんなの紆余曲折で、待ちわびていた公演です。
先行きの約束された(ハッピーエンドとは限らない)物語にすがり、先の見えないクソな現実の底辺で、それでも毎日生きる者達の無力感や虚無感を、明るく軽快に激しく見せるエンターテイメント舞台。
リアルとフィクションが同時進行、時に対話し時にクロスする脚本、分かりやすさと曖昧さ両方抱えたセット(「いつもより、やわらかいセット」との評も)…いままでのKIMYOとは、何かステージが違う凄み。
主人公が巻き込まれる裏家業やロンドンの2グループの動機など、まだ荒削りな面は多いけど、総合的に今までより格段のレベルUP。
名古屋で1,2を争う情熱的な若手劇団!と、胸を張って言える!
8/9~12には、東京・王子小劇場で初の県外公演、成功を期待してます!