『うそつき』/『幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい』 公演情報 アマヤドリ「『うそつき』/『幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    『幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい』観劇
    あんな風にならないように気を付けなくっちゃ。

    ネタバレBOX

    『モンキー・チョップ・ブルックナー!!』は観たことがあったのですが、こちらは初めて。解説台詞があったりして途中が随分分かりやすくなっていると思いました。

    男に寄生して暮らし、男が病的に前のめりになると次の宿主を探し移動する女と、その女の魅力に参ってしまい、いいように利用されたことに全く気付かない宿主男(たち)の話。

    逃げられた男(n)が、今女が寄生している男(n+1)のところに電話するラストシーンは強烈でした。男(n-1)が男(n)に電話したときと全く同じだったからです。

    最初電話を受けた男(n)は、女が何年間も監禁されていたと聞いていたため男(n-1)のことを物凄い凶暴犯のように勝手に想像して恐れる構図、しかしてその実態は男(n)と同じく恋愛経験の乏しい気の弱い男(n-1)だったはずです。

    人間、立場と気の持ちようで随分印象が異なりますが、男(n-1)、男(n)、男(n+1)、男(n+2)、男(n+3)、…と連綿と続く男たち、そして、男(n)にとっての関係性は携帯を通じた男(n-1)と男(n+1)しかなく、自分が何代目かも意識することなく翻弄される様は何と悲しいものなのでしょうか。

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    2013/07/14 20:37

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