杮葺落六月大歌舞伎 公演情報 松竹「杮葺落六月大歌舞伎」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    第三部 「御存 鈴ヶ森」「歌舞伎十八番の内助六由縁江戸桜」
    杮葺落の3カ月公演も6月で最後。

    ネタバレBOX

    第三部 
    「御存 鈴ヶ森」
    真っ暗闇の鈴ヶ森での大立ち回り。腕や足を切り落としたり、顔や鼻、尻を削いだりと、なかなかポップにスプラッター。
    幡随院長兵衛役の幸四郎さん、少しお疲れだったかな。


    「歌舞伎十八番の内助六由縁江戸桜」
    前半は、花魁、傾城の衣装の艶やかさを楽しむ。中盤は、滑稽さで笑わせて、ラストへ。
    市川團十郎さんが演じるはずだった助六を息子の海老蔵さんが演じる(サブタイトルに「十二世市川團十郎に捧ぐ」とある)。
    観客の多くが、海老蔵さんの登場を相当楽しみにしていたのが、客席のなんとも言えぬ期待感のざわめきでわかる。

    海老蔵さんは大きく見え、声もいいのだが、いまひとつ、ふたつ重さがない。それはしょうがないけど。
    吉右衛門さん、三津五郎さん、菊之助さんが楽しそうに脇を固めていて、つい彼らと比べてしまうと、まだまだこれからという印象。
    吉右衛門さんとのやり取りは、どちらが主人公だかわからないほどだったが。
    三津五郎さんは、「じぇじぇ」「今でしょ」などの流行り言葉や、市川團十郎さんのことや海老蔵さんの息子誕生のことなどを盛り込んで。動きも軽妙で、観客を大いに沸かせた。

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    2013/06/30 07:11

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