満足度★★★★
大作ではないけれどキャラメル・ハートウォーミング。今年のキャラメルは多作主義。
真柴あずきさん単独での作・演出、俳優も5人、
もう一方の「ナミヤ雑貨店の奇跡」の合間を縫うようにして
同じ劇場での並行公演(?)。
今年のキャラメルは、震災後の体験などから、とにかく
1作でも多く公演する方針の模様。
「自分たちにできることはとにかく芝居を打つこと」と。
作品としては同劇団のハーフタイムシアター(1時間作品2本連続公演)
形式の1本くらいの規模感で、サンシャインを使い切っている。
キャラメルならではのSF風の「ナミヤ~」とは違い、現実の世界だけの
青年の成長譚、親子のきずなを描いたさわやかな青春もの。
SFやファンタジーではないけれども、それでもやはりキャラメルテイスト
のハートウォーミングな話になっていて良かったです。
坂口さんはじめ、芸達者な人たちの中で、自由奔放な役柄の
清水由紀さんが実にのびのびとしていて、
際立つようになっていたのがとっても印象的でした。