満足度★★★★★
さすが、イキウメ。壮大なSF叙事詩にびっくり!
以前、短編オムニバスの「図書館的人生」で観た1エピソードだった、
SF的テーマの本作が拡大していって、物語がこういう形にまとめるとは思わなかった!
さすが、イキウメ。
最初の隕石を拾って・・・の話だけを観たのですが、それを「御柱様」に持っていくなんて、やっぱりすごい!
当時の短編での「醍醐味」は、地方で拾った隕石の話が、一気に全国規模、新聞一面トップに載る渋谷駅前スクランブル交差点での大事件につながっていくところで、鳥肌が立ちました。
その作品が、今回のものではもっともっと壮大な話になっていて、びっくりしました。
ちなみに、当初「まとめ 図書館的人生(下)」というタイトルで、短編集ですよ、
という印象がかなりマイナスイメージになっていてもったいなかった。
その後、「獣の柱」のタイトルがついたようですが、こっちだけで十分です。