「小さな家と五人の紳士」「カラカラ天気と五人の紳士」 公演情報 演劇集団若人「「小さな家と五人の紳士」「カラカラ天気と五人の紳士」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    面白い!!
    不条理が不条理と思えない現実。

    ネタバレBOX

    『小さな家と五人の紳士』  認知症と老人虐待のシーンは今や条理に基づいた重要な問題です。

    ミミズやダンボールに収まっている人を勝手に自分のものだと思って眺めている光景は、相手に影響を与えない限りにおいて水槽の中の宇宙を眺めている星新一のショートショートのようでもあり、ここまでは従来の感想と同じですが、思うのは勝手ですから、尖閣諸島についても中国は勝手に思うだけにして頂戴とふと思いました。

    『カラカラ天気と五人の紳士』  一等が青酸カリ、外れ一等が棺桶というクイズで当選した人たちの話。

    分別ある者は死ねないが、死を意識して積極的に待つことはできる。うわあ、これってゴドーのことだと思いました。また一つ勉強になりました。

    青酸カリが重曹だと知って女たちは電車に飛び込んで自殺しましたが、ゴドーでは自殺に失敗してゴドーを待ち続けます。普通に死んではいけませんってところがミソです。

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    2013/06/09 08:21

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  • コメント有り難うございます!
    難解な不条理を楽しんで頂けたようで、ほっと致しました(笑)

    飲み込みにくい内容ではありますが、無視しきれない強固なリアリティがある作品だと私たちも思っています。
    まだ次回の作品が決まってませんが、もし宜しければ次回もご観劇ください!
    御来場有り難うございました!

    2013/06/09 11:30

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