ココロに花を 公演情報 ピンク地底人「ココロに花を」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    ココロに花を
    面白い。効果音スキル以前より高い。

    ネタバレBOX

    妻(クリスティーナ竹子)が昏睡状態である刑事の坂本(田米克弘)、兄(5号)が昏睡状態のマキ(川北唯)とその友人であり兄のことを好きな飛鳥(小林まゆみ)、事故の後遺症で記憶が飛んでる、政治家の息子・岡田(大原渉平)とその友人・高山(高山涼)、そして連続絞殺事件の容疑者で妻を殺したと自白した大学教授の水谷(上田耽美)の話。

    マキと兄のドキュメンタリー作品をとりたいとのたまう清野(6号)が主張してたように、ゲンジツとユメの境がなくなるような作品。
    子供ができないことで大量な食事ををつくる妻と楽しくご飯たべたり映画をみたりするユメをみる坂本。だけど、清野が妻と食卓を囲んでいる脇にたっている。兄と映画をみにいくマキ。だけど、兄が飛鳥と映画を見ているとこを見ているマキ。記憶障害にあって、別の人間の夢をみることのできる岡田。そして、自首すると言った岡田を絞める医師(勝二繁)。

    何がどーなってってとこはよくわかっていないが、受け止めたくない現実から逃げつづける人間の恐怖心と、そこから生まれた夢の寂しさが、どんよりした舞台に溜まってた。一見みょうちくりんな清野が、ゲンジツを受け止めた上でのユメが大切だと正論を言うが、他の登場人物に伝わらないだろうなと、そこがツライなと思った。

    タイトルにあるとおり、「花」が必要だなと思った。

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    2013/06/02 14:33

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