さよならの唄 公演情報 企画演劇集団ボクラ団義「さよならの唄」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    『盛りだくさん』、その一言に尽きる
    2ヶ月ぶりですか?(本公演だと4、5ヶ月ぶり?)のボクラ団義さん本公演。
    冒頭から「これでもかっ!」というほどの
    演技とダンスと演出と設定の多さに目が眩んでしまいそうでした。

    いつもならなんとか物語と設定を(だいたい)全部把握して
    納得できるのですが、今回はいつもを超えているのか
    自分の理解力が落ちたのか、一部人のつながりその他理解しきれなかった所が・・・
    (この人は事前に出てきた人だっけ?どの人とつながってるんだっけ?と)

    また、演出方法について「こういう意味かな?」ぐらいに捉えていたのが
    終演後帰りの電車でアフターパンフを読んでいて
    「ああ、そういう意味であの観せ方だったのか」と前公演のツボの件のように、
    もう一度見なおさなきゃ分からんなあ( ´ー`)、という箇所も。

    と、お話を全部は回収しきれなかったなあ、とは思いつつも
    2時間45分という長編を演者皆様の演技の良さに引っ張りこまれて
    涙と笑いとその他色々な感情を持って見届ける事が出来ました。

    ネタバレBOX

    ただ、後でアフターパンフや今回初登場の本格的パンフを読みつつ
    これから物語を思い出さないと

    劇中で「あ、この人のこの台詞いいなあ、見事にこの場面/話を言い表してるな」
    など、ちょっとずつ心に残った場面などが思い出し切れないのは、
    ちょっといつもに増して情報量多すぎか?とも思ったり思わなかったり。


    冒頭でバス車内での演技をしてる時に座ってる人、立ってる人それぞれ
    演技をしつつも身体は荒れた山道に合わせて揺れてたり
    細かい所が見事だなあ、などいろいろな箇所で思ったのですが
    その箇所も思い出しきれません
    (そういう見えない良点が多数散りばめられていたせいもあるのでしょうが)

    ただ、タイムスリップものなので当然のようにいくつもの史実/歴史的設定が出てくるのですが、
    脳死の時点では「これが今回の背景的なメインテーマかな?」
    と思ったら更に列車事故/震災と続いたのは、ちょっと時事ネタ入れすぎかな、という気も


    また、病院と女子高生2人の場面が始まって、
    また次にこの組み合わせが登場するまでの間がかなーり開いたようで、
    最初の登場では「メインキャラ的な立ち位置か?」と思っていたのに、
    次の登場時には、自分の中からこの人達のことがポッかりと抜けてました。
    (その事に気づいた時、更に「あっ!この人(キムラさん)の設定が
    まだ何1つ出てないや!」と更に驚かされましたが)


    最初の傘ダンスの時点で思いましたが、あれだけの大人数、
    メインとなる人も多数、それぞれに複雑かつ深い設定
    (それぞれが背景としては2013年、2010年?、2003年に集約されているのですが)
    を見事に膨らませて落としたなあ、と思いますが、
    やっぱり良くも悪くもボリュームが大きすぎ、ですね。


    複数回公演を観られる方や、DVD/ブルーレイを購入して再見する方はともかく、
    1度見ただけで全容を理解するのは難しくなってきたのかなあ、と。
    (そこまで含めてボクラ団義流、と考える事も出来るのでしょうが)

    自分は「このスタイル」のボクラ団義さんに大満足ですが、
    人を選ぶようになってきた(?もともと?)とも取れるのかなあ


    追記.
    いただいたアフターパンフを読んで設定を振り返り、
    更にカラーパンフを読んでいて、
    千代將(あってますか?)太さんを観て、
    「ああっ!ピーナツバターの人だ!そうだ、そういうシーンあったあった!」
    と思い出しました。

    多分、いつものモノクロパンフだけだったら思い出せなかったと思います、
    やっぱりカラーでキャスト写真載ってると記憶を呼び起こす力がハンパないです、

    コストとか大変だったと思いますが、ぜひカラーパンフは続けてほしいなあ

    ( ´ー`) 「これはいいものだ」

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    2013/06/01 23:28

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